《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
厨房に静寂が戻ったところで、
ようやく爽介がフーッと
深い息をつく。
「あー、ビックリした。
まさかこんな時間に急に
来るとは思わなかったな」
「………………」
「――――?
亜莉紗? どーした、
ボーッとして」
「―――あっ、ううん、別に」
なんだかまだ夢を見てる
ような感じで、完全に
呆けてたあたしは、慌てて
そう答えたけど、
「なんだ? お前らしくねーな。
社長に会ったくらいで
そんな緊張してたのかよ」
爽介はあたしの不自然な
態度を勝手にそう解釈して、
からかうみたいに笑う。
ホントはゼンゼン違うけど――
いいわ、今はそう誤解され
とこう。
正直、心の整理がついて
なくて、強がった言い訳
考えんのも、今はなんか
メンドくさい。
意外なパパの態度が、
不思議なくらいあたしの
心をざわつかせてる――。
「あっ、クソッ。
マズったな……!」
爽介が唐突に小さく
叫んだんで、あたしは
ハッと我に返って爽介を見た。
ようやく爽介がフーッと
深い息をつく。
「あー、ビックリした。
まさかこんな時間に急に
来るとは思わなかったな」
「………………」
「――――?
亜莉紗? どーした、
ボーッとして」
「―――あっ、ううん、別に」
なんだかまだ夢を見てる
ような感じで、完全に
呆けてたあたしは、慌てて
そう答えたけど、
「なんだ? お前らしくねーな。
社長に会ったくらいで
そんな緊張してたのかよ」
爽介はあたしの不自然な
態度を勝手にそう解釈して、
からかうみたいに笑う。
ホントはゼンゼン違うけど――
いいわ、今はそう誤解され
とこう。
正直、心の整理がついて
なくて、強がった言い訳
考えんのも、今はなんか
メンドくさい。
意外なパパの態度が、
不思議なくらいあたしの
心をざわつかせてる――。
「あっ、クソッ。
マズったな……!」
爽介が唐突に小さく
叫んだんで、あたしは
ハッと我に返って爽介を見た。