《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
なんて言ったらいいのか
わかんないけど。
わざわざあたしも居るって
わかってる時にやって来て、
しかも自分からあたしの
デザイン画を見たいって
言い出した。
それは、あたしの知るパパ
からはとてもらしくない
行動で――
『何か他に意味があるん
じゃ?』って、思えちゃう
のよ……。
困ったようにあたしが黙り
込むと、パパはタバコに
火をつけながら、
「新条が、お前達が非常に
よくがんばっていると
話していたからな。
様子を見ておきたいと
思っただけだ」
「パパ―――」
今の言葉は、じゃあ、新条
さんの言葉なんだろう。
でもパパは、そのまま
『お前達が』って言った。
『桐生』じゃなくて、
『お前達』――あたしと、爽介。
それはなんだか――あたしと
爽介が2人でがんばるのを、
認めてくれてる。
そんなふうに聞こえるよ――?
「デザイン画……」
あたしは緊張に声が張り
つめるのを精いっぱい
押さえながら、ゆっくりと
言葉を紡ぐ。
わかんないけど。
わざわざあたしも居るって
わかってる時にやって来て、
しかも自分からあたしの
デザイン画を見たいって
言い出した。
それは、あたしの知るパパ
からはとてもらしくない
行動で――
『何か他に意味があるん
じゃ?』って、思えちゃう
のよ……。
困ったようにあたしが黙り
込むと、パパはタバコに
火をつけながら、
「新条が、お前達が非常に
よくがんばっていると
話していたからな。
様子を見ておきたいと
思っただけだ」
「パパ―――」
今の言葉は、じゃあ、新条
さんの言葉なんだろう。
でもパパは、そのまま
『お前達が』って言った。
『桐生』じゃなくて、
『お前達』――あたしと、爽介。
それはなんだか――あたしと
爽介が2人でがんばるのを、
認めてくれてる。
そんなふうに聞こえるよ――?
「デザイン画……」
あたしは緊張に声が張り
つめるのを精いっぱい
押さえながら、ゆっくりと
言葉を紡ぐ。