《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
そして……今のあたしが
もうその時とは違うことも、
わかってた――?
「――同じじゃないわよ」
あたしはパパの目を
まっすぐ見据えて言った。
これだけは、自信を持って
言えるから。
「パパの言うとおりよ。
パリにいたときとは次元が違う。
あたし今、本当に真剣に
やってるの」
諦めかけたあたしの夢を、
もう一度つかむため。
大切な――大好きな爽介の
夢を、叶えるため。
「――そのようだな。
だから今回は、お前の
デザインも見る価値が
あると思った」
タバコの煙を吐き出し
ながら、パパが言う。
「お前らしい――勢いの
あるデザインだったな。
そして同時に桐生らしくも
あった。
まさにお前達の作品だと
いう印象を受けた」
「パパ―――!」
それは、あたしにとっては
これ以上ない褒め言葉。
『あたし達らしい』――。
今、これほど聞いて嬉しい
言葉はないよ。
もうその時とは違うことも、
わかってた――?
「――同じじゃないわよ」
あたしはパパの目を
まっすぐ見据えて言った。
これだけは、自信を持って
言えるから。
「パパの言うとおりよ。
パリにいたときとは次元が違う。
あたし今、本当に真剣に
やってるの」
諦めかけたあたしの夢を、
もう一度つかむため。
大切な――大好きな爽介の
夢を、叶えるため。
「――そのようだな。
だから今回は、お前の
デザインも見る価値が
あると思った」
タバコの煙を吐き出し
ながら、パパが言う。
「お前らしい――勢いの
あるデザインだったな。
そして同時に桐生らしくも
あった。
まさにお前達の作品だと
いう印象を受けた」
「パパ―――!」
それは、あたしにとっては
これ以上ない褒め言葉。
『あたし達らしい』――。
今、これほど聞いて嬉しい
言葉はないよ。