《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
パパは何も答えなかった。
ただ、ゆっくりとデスクの
隅に手を伸ばして――
ケースから取り出した、
葉巻に火をつけた。
「ブランデーが飲みたいな。
誰か起きているのがいたら、
言いつけてくれんか」
さっきまでの話なんてもう
忘れたかのように、何気ない
口調でそんな命令をしてくる。
「……何時だと思ってんの。
あたしが持ってくるわよ」
だからあたしも、そっけない
声でそう言って。
パパに背中を向けると、
足早に書斎を後にした……。
☆☆☆☆☆
_
ただ、ゆっくりとデスクの
隅に手を伸ばして――
ケースから取り出した、
葉巻に火をつけた。
「ブランデーが飲みたいな。
誰か起きているのがいたら、
言いつけてくれんか」
さっきまでの話なんてもう
忘れたかのように、何気ない
口調でそんな命令をしてくる。
「……何時だと思ってんの。
あたしが持ってくるわよ」
だからあたしも、そっけない
声でそう言って。
パパに背中を向けると、
足早に書斎を後にした……。
☆☆☆☆☆
_