《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「オイオイ、まだ下半分が
できただけだぜ。
お疲れさまは早いだろ」
爽介がからかうように
突っ込んで、あたしの
おでこを指で弾く。
「痛っ!
いーじゃない、ずっと
苦労してたんだから!」
あたしはおでこをさすり
ながらむくれてやった。
――ったく、せっかく
労ってあげたのに、ホント
素直じゃないんだから!
……パパと新条さんが来た
日から、また数日が過ぎて。
今夜で、チョコレート・
ピエスの試作を始めてからも、
1週間と少しが経ってる。
何日か前に、爽介が柔らかい
型を使うことを思いついて、
要望に沿うものをあたしが
作った。
でも、それでもまだ完ペキ
じゃないからって、爽介も
チョコの種類を変えたり
作る手順を変えたりと、
色々と工夫して。
そして、今夜。
ようやく、ずっと苦労
してた卵の檻の部分が、
成功したんだ。
……とはいえ、まだ爽介が
言ったとおり、下の部分が
できただけ。
できただけだぜ。
お疲れさまは早いだろ」
爽介がからかうように
突っ込んで、あたしの
おでこを指で弾く。
「痛っ!
いーじゃない、ずっと
苦労してたんだから!」
あたしはおでこをさすり
ながらむくれてやった。
――ったく、せっかく
労ってあげたのに、ホント
素直じゃないんだから!
……パパと新条さんが来た
日から、また数日が過ぎて。
今夜で、チョコレート・
ピエスの試作を始めてからも、
1週間と少しが経ってる。
何日か前に、爽介が柔らかい
型を使うことを思いついて、
要望に沿うものをあたしが
作った。
でも、それでもまだ完ペキ
じゃないからって、爽介も
チョコの種類を変えたり
作る手順を変えたりと、
色々と工夫して。
そして、今夜。
ようやく、ずっと苦労
してた卵の檻の部分が、
成功したんだ。
……とはいえ、まだ爽介が
言ったとおり、下の部分が
できただけ。