《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
これから上の部分も作らなきゃ
いけないし、その後は、
二次審査当日に同じ物を
制限時間内で作れるように、
何度も練習しなきゃいけない。
アントルメ・ショコラの
方も考えなきゃいけないし……
つまり、たしかにまだまだ
終わりじゃないんだ。
――でも。
それでもやっぱり、今夜は
おめでとうって言って
あげたいよ。
だって爽介、ホントに
何度も失敗しながらも、
諦めずにがんばってきたん
だもん。
――爽介は、おでこを
さするあたしを眺めて、
おかしそうに笑ってたけど。
フッとその笑みを優しい
ものに変えると、壁の時計に
目をやって言った。
「でもま、今夜くらいは
ちょっと息抜きしても
いいかもな。
――飲みにでも行くか、
亜莉紗?」
「え………?」
意外な誘いに、ちょっと
ビックリしてあたしも
時間を確認する。
PM10:30。
ここ数日、毎晩日付が
かわる頃まで作業に
ふけってたことを思うと、
ずいぶん早い時間。
いけないし、その後は、
二次審査当日に同じ物を
制限時間内で作れるように、
何度も練習しなきゃいけない。
アントルメ・ショコラの
方も考えなきゃいけないし……
つまり、たしかにまだまだ
終わりじゃないんだ。
――でも。
それでもやっぱり、今夜は
おめでとうって言って
あげたいよ。
だって爽介、ホントに
何度も失敗しながらも、
諦めずにがんばってきたん
だもん。
――爽介は、おでこを
さするあたしを眺めて、
おかしそうに笑ってたけど。
フッとその笑みを優しい
ものに変えると、壁の時計に
目をやって言った。
「でもま、今夜くらいは
ちょっと息抜きしても
いいかもな。
――飲みにでも行くか、
亜莉紗?」
「え………?」
意外な誘いに、ちょっと
ビックリしてあたしも
時間を確認する。
PM10:30。
ここ数日、毎晩日付が
かわる頃まで作業に
ふけってたことを思うと、
ずいぶん早い時間。