《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「爽介……」


そっか。

爽介また、あたしのこと
心配してくれてるんだ。


相変わらず不器用で口が
悪いから、超わかりづらいけど。


「……ホントに大丈夫だから。

残りたくて残ってたんだから、
疲れなんて感じてないわよ」


爽介の優しさに気づいた
から、あたしもムキに
なってた口調を元に戻して、
ゆっくりとそう説明する。


「……マジでだな?」


「マジよ」


そこまで言ってようやく、
爽介は安心したみたい。

ホッと小さく息をついて、
『それならいい』って
つぶやいた。


そして、ちょっとためらい
ながらも、言葉を続ける。


「正直、お前がここまで
ついて来てくれるとは
思ってなかったからさ。

モチ感謝してっけど――
けっこう驚いたな」


――――え?


どーゆーこと……それ?


あたしが向けた疑問の
まなざしを受けて、爽介は
少しはにかんだ笑顔を見せると、
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