《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「どーしたんだよ、お前……」
うつむいたあたしの表情を
伺おうと、肩に爽介の
右手がかけられた。
その瞬間――あたしは感情を
押さえられずに、爽介の
体にしがみついてた。
爽介の腕は、とっさのこと
にもびくともしないで、
あたしの体を受け止めてくれる。
「亜莉――――!」
「気分が悪いんじゃないの。
でも、帰りたくない。
もっとずっと、爽介と
一緒にいたい」
「亜莉紗?
おま、何言って……!?」
「――ダメ?
あたしがそんなこと
思っちゃダメ?」
帰れなんて言わないでよ。
このままあたしをひとりに
するなんて、言わないで――…。
――もう、想いが止められない。
あたしは全身で祈るような
思いで、必死で爽介に
しがみついてた。
爽介は……あたしを強引に
引きはがそうとか、そんな
ことはしないで、ただ
そっと両腕であたしの体を
支えたまま、黙ってる。
お店の中にいるはずなのに、
あたしの耳からはあたしと
爽介の鼓動以外、すべての
音が消え去って。
うつむいたあたしの表情を
伺おうと、肩に爽介の
右手がかけられた。
その瞬間――あたしは感情を
押さえられずに、爽介の
体にしがみついてた。
爽介の腕は、とっさのこと
にもびくともしないで、
あたしの体を受け止めてくれる。
「亜莉――――!」
「気分が悪いんじゃないの。
でも、帰りたくない。
もっとずっと、爽介と
一緒にいたい」
「亜莉紗?
おま、何言って……!?」
「――ダメ?
あたしがそんなこと
思っちゃダメ?」
帰れなんて言わないでよ。
このままあたしをひとりに
するなんて、言わないで――…。
――もう、想いが止められない。
あたしは全身で祈るような
思いで、必死で爽介に
しがみついてた。
爽介は……あたしを強引に
引きはがそうとか、そんな
ことはしないで、ただ
そっと両腕であたしの体を
支えたまま、黙ってる。
お店の中にいるはずなのに、
あたしの耳からはあたしと
爽介の鼓動以外、すべての
音が消え去って。