《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
爽介ともっと重なりたい。


ジャマなカラダなんて
溶かしちゃって――
ココロが、重なるくらいに。


甘いチョコレートが
溶け合うみたいに。


ひとつに、なりたいよ――…。



長い長いキスを解いた
爽介が、あたしを軽々と
抱き抱えてベッドルームに
移動する。


そのままあたし達は、
重なるみたいにしてベッドに
倒れ込んだ。


あたしの左の耳たぶに
キスを落としながら、
爽介が、魔法の呪文を囁く。


「――お前がオレだけの
ものだってことを、教えて
やるよ」


そうしてまた、唇にキス。


その瞬間、あたしは。


『理性』っていう名の、
タガをはずして……ただ、
『爽介』っていう名の押し
寄せる波に、身を任せた――…。





     ☆☆☆☆☆


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