《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
その後は、スタッフの
みんなも自己紹介って
ことで、全員が順に
名乗ってくのを聞かされた。


てゆっても、10人以上も
いる初対面の人間の名前
なんてトーテイ覚えらん
ないから、ホントにただ
聞いてただけ。


まあ、男のコより女のコの
方がちょっと多めで、
同い年くらいのコばっか、
ってことは分かった。


スタッフの自己紹介が
終わると、新条さんの
解散の号令で、またみんな
仕事に戻ってく。


マッキーだけはその場に
残ったまま、


「裏にも行きますか?」


と、新条さんに質問した。


新庄さんは『ああそう
だな』と頷いて、


「貢と爽介にはさっき
会ったみたいだが、
ちゃんとした紹介はまだ
だし。行っとくか」


その名前を聞いて、
あたしは思わず眉をひそめる。


裏って、パティシエん
とこに行くってこと?


さっきの感じ悪い2人と
また顔合わせなくちゃ
いけないなんて、はっきり
言ってウザい。
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