《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
でも新条さんとマッキーは
そんなあたしには全く
気づかずに、サッサと
『裏』に続くドアに戻ってく。
渋々後に続いて、あたしも移動。
厨房部分は、ドアもある
けど開け放したまま固定
してあって、近づいたとき
からもう中の声が聞こえてた。
「貢、ビスキュイ焼き
上がりあと何分?」
「4分だ」
「爽介、こっちのデコの
チェックも頼むわよ!」
――なんか、すっごい
忙しそう……というか、
緊張感漂ってるんですけど。
こんなとこに入ってって、
ホントにいーの?
軽く心配するあたしの
前で、新条さんが入口の
所で立ち止まって、中に
いる3人に声をかける。
「忙しいとこ悪いな!
今日からホールに新人が
入ったんで、紹介しにきたぞー」
その声に、コック服を着た
3人がそろって顔を上げた。
「ああ――さっきのヤツ?」
まず口を開いたのは、爽介。
なんかどーでもよさそうな表情。
そんなあたしには全く
気づかずに、サッサと
『裏』に続くドアに戻ってく。
渋々後に続いて、あたしも移動。
厨房部分は、ドアもある
けど開け放したまま固定
してあって、近づいたとき
からもう中の声が聞こえてた。
「貢、ビスキュイ焼き
上がりあと何分?」
「4分だ」
「爽介、こっちのデコの
チェックも頼むわよ!」
――なんか、すっごい
忙しそう……というか、
緊張感漂ってるんですけど。
こんなとこに入ってって、
ホントにいーの?
軽く心配するあたしの
前で、新条さんが入口の
所で立ち止まって、中に
いる3人に声をかける。
「忙しいとこ悪いな!
今日からホールに新人が
入ったんで、紹介しにきたぞー」
その声に、コック服を着た
3人がそろって顔を上げた。
「ああ――さっきのヤツ?」
まず口を開いたのは、爽介。
なんかどーでもよさそうな表情。