《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
雫はあたし達と目が合わせ
づらいのか、チラチラ視線を
泳がせてたけど。
それでも、ハッキリとした
口調でこう言った。
「デザインだって、スイーツに
魂を吹き込む、立派な仕事だわ。
それに……あなたの応援が
あったからこそ、爽介は
あれだけのいい作品を
作れたんでしょ」
「雫―――」
あたしはア然として、雫を
見返すことしかできない。
雫が……あたしにこんな
こと言ってくれるなんて、
正直、信じられなかった。
だって爽介絡みの件で衝突
して以来、雫は明らかに
あたしを避けてて。
まともに話をすることも
なかったし、完全に嫌われ
てると思ってたのに……。
「……なんて顔してるのよ。
あたしだってパティシエール
なのよ。
それくらいのことはわかるわ」
ポカンと口を開けてるあたしの
姿は、よっぽどマヌケ
だったみたい。
雫はぎこちないながらも、
苦笑いを浮かべてそう言う。
「あ、えーと………」
あぁダメ、あたしはやっぱり、
すぐには言葉が出ないけど。
こんなふうに言ってくれる
ってことは……雫の、爽介
への恋は、ようやく
『終わった』のかな?
それだけは、ちゃんと
わかった気がした。
づらいのか、チラチラ視線を
泳がせてたけど。
それでも、ハッキリとした
口調でこう言った。
「デザインだって、スイーツに
魂を吹き込む、立派な仕事だわ。
それに……あなたの応援が
あったからこそ、爽介は
あれだけのいい作品を
作れたんでしょ」
「雫―――」
あたしはア然として、雫を
見返すことしかできない。
雫が……あたしにこんな
こと言ってくれるなんて、
正直、信じられなかった。
だって爽介絡みの件で衝突
して以来、雫は明らかに
あたしを避けてて。
まともに話をすることも
なかったし、完全に嫌われ
てると思ってたのに……。
「……なんて顔してるのよ。
あたしだってパティシエール
なのよ。
それくらいのことはわかるわ」
ポカンと口を開けてるあたしの
姿は、よっぽどマヌケ
だったみたい。
雫はぎこちないながらも、
苦笑いを浮かべてそう言う。
「あ、えーと………」
あぁダメ、あたしはやっぱり、
すぐには言葉が出ないけど。
こんなふうに言ってくれる
ってことは……雫の、爽介
への恋は、ようやく
『終わった』のかな?
それだけは、ちゃんと
わかった気がした。