《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「爽介、こんなことしてる
間にお前の大事な作品が
ダメになったらどうする。
それに、貢と雫のことも考えろ」
その言葉に、爽介の周りの
2人に目をやると。
貢も雫も、時々チラリと
こっちを見ながらも、
忙しそうに作業に明け暮れてた。
新しく焼き上がった
ばかりの生地が増えたんで
かなり大変っぽい。
「――チッ」
それを見て爽介はまた軽く
舌打ちすると、調理台に
置いてあったボウルと
ホイッパーを手にとって、
作業を再開した。
それを持ってシンクまで
移動して、シンクの中の
別のボウルに重ねるように
置いて。
眉間にシワを寄せながら
も、真剣な表情でボウルの
中身をかき交ぜながら、
「わりぃ……」
と、2人の仕事仲間に謝る。
「いいから、ちゃんと水温
確認してやれよ」
貢の平坦な声に爽介は
『ああ』とだけ返事して、
その後はもう顔をあげよう
ともしなかった。
間にお前の大事な作品が
ダメになったらどうする。
それに、貢と雫のことも考えろ」
その言葉に、爽介の周りの
2人に目をやると。
貢も雫も、時々チラリと
こっちを見ながらも、
忙しそうに作業に明け暮れてた。
新しく焼き上がった
ばかりの生地が増えたんで
かなり大変っぽい。
「――チッ」
それを見て爽介はまた軽く
舌打ちすると、調理台に
置いてあったボウルと
ホイッパーを手にとって、
作業を再開した。
それを持ってシンクまで
移動して、シンクの中の
別のボウルに重ねるように
置いて。
眉間にシワを寄せながら
も、真剣な表情でボウルの
中身をかき交ぜながら、
「わりぃ……」
と、2人の仕事仲間に謝る。
「いいから、ちゃんと水温
確認してやれよ」
貢の平坦な声に爽介は
『ああ』とだけ返事して、
その後はもう顔をあげよう
ともしなかった。