《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
あたしは……厨房のそんな
やりとりを眺めながら、
唇を噛んで、突っ立ってる。
そんなあたしの肩に、
ポンと手が置かれた。
――新条さんだ。
「爽介も虫の居所が
悪かったんだろうが――
キミも、ちょっとヒート
アップしすぎだな。
まず頭を冷やせ。
この店で働く心構えを
教えるのは、それからだ」
「……………」
なによ。
その言い方じゃ、あたしの
心構えがなってないみたい
じゃない。
爽介が言ったみたいに……。
もしかしてみんな、そう
思ってるの?
あたしが、この店で働く
資格がないって。
「大丈夫だよ、アリィ。
ボクが、心を落ち着ける
とっておきの方法を教えて
あげる」
優しい声に後ろを振り
向くと、マッキーが笑顔で
あたしを見下ろしてた。
目の合ったあたしにもう
一度小さく『大丈夫♪』と
囁くと、マッキーは
ひょいと新条さんに顔を向け、
「新条さんは、そろそろ
出ないといけない時間じゃ
ないですか?」
やりとりを眺めながら、
唇を噛んで、突っ立ってる。
そんなあたしの肩に、
ポンと手が置かれた。
――新条さんだ。
「爽介も虫の居所が
悪かったんだろうが――
キミも、ちょっとヒート
アップしすぎだな。
まず頭を冷やせ。
この店で働く心構えを
教えるのは、それからだ」
「……………」
なによ。
その言い方じゃ、あたしの
心構えがなってないみたい
じゃない。
爽介が言ったみたいに……。
もしかしてみんな、そう
思ってるの?
あたしが、この店で働く
資格がないって。
「大丈夫だよ、アリィ。
ボクが、心を落ち着ける
とっておきの方法を教えて
あげる」
優しい声に後ろを振り
向くと、マッキーが笑顔で
あたしを見下ろしてた。
目の合ったあたしにもう
一度小さく『大丈夫♪』と
囁くと、マッキーは
ひょいと新条さんに顔を向け、
「新条さんは、そろそろ
出ないといけない時間じゃ
ないですか?」