《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
あたしは投げやりに吐き捨てた。


そんなあたしを見て、
マッキーは苦笑して、


「まあ、爽介の言った
こともいずれわかるよ。

――さて。

じゃあ約束通り、アリィに
とっておきの魔法を用意
しようかな」


―――え?

……約束? 魔法??


あたし、なんかマッキーと
約束したっけ?


「さっき言ったでしょ。

心を落ち着ける、とって
おきの方法って」


「ああ……」


そーいえば、そんなこと
言ってたっけ。 忘れてた。


「ちょっと用意してくる
から、待ってて♪」


マッキーは弾む声でそう
言うと、あたしを残して
休憩室を出ていった。


何もすることのない
あたしは、よくわかんない
まま頬杖をついてボーっと
待ってる。


5分ちょっとして、
マッキーは戻ってきた。


「それ―――」


マッキーの手にあるものを
見て、あたしは思わず声を
あげる。
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