《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
初日の一件以来、まともに
顔をあわすのはこれが初めて。


あたしと同じく、向こうも
特に謝ろうとかしてこないし。


ハッキリ言って、あんま
顔あわせたくないんだけど
な〜……。


「へー。オマエまだ居たんだ」


――はぁ!?


シカト決め込んでやろうと
思ってたのにそんなこと
言ってくるもんだから、
あたしは眉をひそめた。


「当たり前でしょ。

ホントに辞めるとでも
思ってたの」


「ハンパな心構えじゃ、
どーせ長くは続かない
だろうしな」


ハンパですって??


まだ初日のこと根に持って
るんだ、コイツ。


おあいにくサマ。

あたしにだって、パパを
見返すっていうちゃんと
した目標があるのよ!


「あんたってなんでそんな
イヤミなことしか言えないわけ?

お仲間にだって、もう少し
優しく接してあげた方が
いいんじゃないのー?」


「うるせーな。

新人に裏のやり方に
口出されたくねーよ」
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