《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ･プリンス〜

パパはもっともらしく
言ってのける。


｢あたしが、どーしても
イヤだって言ったら？｣


｢嫌と言い張って、日本で
何をする気なのか知らんが……。

仕事にも学校にも行って
いないような人間を、この
家の娘として扱うことはできん。

追い出しまではしないが、
援助や小遣いがあるとは
一切思うな｣


――なにソレ。


つまり、働きもしないで
家にいるだけの娘は、
養う価値もないってこと？

ずいぶんなオコトバじゃない。


あたしは心底アタマにきてた。


分かってるよ、パパが
ずっと前から、あたしの
生き方に賛成してないことは。


自分は10代の頃から、
前社長のおじいさまに
ついて仕事を覚える準備を
してたそーだからね。


それに比べたら、あたし
なんて自分の好きなこと
してるだけの、ワガママ娘
なんでしょ。


でもね？


パパとあたしは、違うんだよ。