《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
しかも、不満がある時には
けっこうキツい口調で
ビシバシ指摘したりする。
試食した後でも、電話で
何度もシェフに指示したり
してるの聞いたことある
から、わかるんだ。
おまけにあんまり不評を
かうようだったら、降格
とかクビもありえるし……。
雇われの調理人には、
かなりのプレッシャーに
決まってる。
咲希の話や、厨房の雰囲気
から推測すると。
ここの3人もご多分に
漏れずプレッシャー
感じてて、まだ自信ある
試作品もできあがってない
のは、簡単に予想がついた。
「行き詰まったときには――」
ちょっとだけ。
ホントに、ほんのちょっと
だけ、爽介達がかわい
そうに思えて。
知らないうちに、あたしは
そう話し出してた。
「行き詰まったときは、
違うジャンルに目を向けて
みるといいらしいわよ」
「あ? ナニそれ。
誰の格言?」
爽介は一瞬キョトンと
した後、茶化すみたいに
突っ込んでくる。
けっこうキツい口調で
ビシバシ指摘したりする。
試食した後でも、電話で
何度もシェフに指示したり
してるの聞いたことある
から、わかるんだ。
おまけにあんまり不評を
かうようだったら、降格
とかクビもありえるし……。
雇われの調理人には、
かなりのプレッシャーに
決まってる。
咲希の話や、厨房の雰囲気
から推測すると。
ここの3人もご多分に
漏れずプレッシャー
感じてて、まだ自信ある
試作品もできあがってない
のは、簡単に予想がついた。
「行き詰まったときには――」
ちょっとだけ。
ホントに、ほんのちょっと
だけ、爽介達がかわい
そうに思えて。
知らないうちに、あたしは
そう話し出してた。
「行き詰まったときは、
違うジャンルに目を向けて
みるといいらしいわよ」
「あ? ナニそれ。
誰の格言?」
爽介は一瞬キョトンと
した後、茶化すみたいに
突っ込んでくる。