《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
     ☆☆☆☆☆



午前中いっぱいは、
マッキーとの『ロープレ』
にあけくれて。


その日はお昼休憩が
一番最後のグループで、
1時からだった。


同じグループの何人かと、
ランチを買って休憩室に入ると。


奥のテーブルの隅っこで、
コック服のヤツがひとり
テーブルに突っ伏して――
寝てた。


「あれ、桐生クンだ」


グループのひとりが声を
あげたとおり。

顔は見えないけど、髪の
毛で爽介だってわかる。


「今、昼休かぁ。

疲れてんだね、カワイソー」


ジャマにならないように
してあげよ、ってことで、
あたし達は少し離れた
テーブルに座る。


くだらないガールズトーク
に花を咲かせながら、
ご飯を食べるメンバー達。


あたしも、まあテキトーに
話を合わせながら、つかず
離れずでみんなとはコミケ
とるようにしてた。


別にあえて孤立しようとも
思ってないし、女の集団
ってこじれると何かと
ウザいからね。
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