《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
なんか、あたしの携帯
みんなの手を渡り歩いてて
メールどころじゃないん
ですけど
そろそろ返して貰おうと
思って、『ホントたいした
ことないって』とか言い
ながら、今携帯持ってる
コに手を伸ばしつつ、腰を
浮かしたら――、
あたしがつかむより一瞬
早く、別の手が携帯を
ヒョイと取り上げた。
そのまま、上の方に高く
持ち上げられる携帯……。
――上? って、あたし達
全員座ったままなのに。
誰が―――?
「―――爽介!?」
ビックリ。
持ってたコの真後ろに
立って、あたしの携帯を
取り上げたのは。
寝てると思ってた、爽介だった。
ナニ?
いつの間にか起きてたワケ?
てゆーか、なんでコイツが
あたしの携帯取っちゃうのよ!?
「ちょっと、返してよ!」
あたしはそのまま立ち
上がって、テーブルに手を
ついて爽介に向かって言った。
でも爽介は、あたしの声
なんて聞こえてないような
態度で、ジッと携帯を眺めてる。
みんなの手を渡り歩いてて
メールどころじゃないん
ですけど
そろそろ返して貰おうと
思って、『ホントたいした
ことないって』とか言い
ながら、今携帯持ってる
コに手を伸ばしつつ、腰を
浮かしたら――、
あたしがつかむより一瞬
早く、別の手が携帯を
ヒョイと取り上げた。
そのまま、上の方に高く
持ち上げられる携帯……。
――上? って、あたし達
全員座ったままなのに。
誰が―――?
「―――爽介!?」
ビックリ。
持ってたコの真後ろに
立って、あたしの携帯を
取り上げたのは。
寝てると思ってた、爽介だった。
ナニ?
いつの間にか起きてたワケ?
てゆーか、なんでコイツが
あたしの携帯取っちゃうのよ!?
「ちょっと、返してよ!」
あたしはそのまま立ち
上がって、テーブルに手を
ついて爽介に向かって言った。
でも爽介は、あたしの声
なんて聞こえてないような
態度で、ジッと携帯を眺めてる。