《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
ひとりの発言に他のコも
賛同の声をあげる様子を、
ジッと観察するみたいな
目で見て。
しばらくすると爽介は、
「わかった、サンキュー」
と言い捨てて、急ぎ足で
休憩室を飛び出して行った。
後には、ワケわかんない
ままのあたし達が残る……。
ナニあれ。
人の携帯、勝手に触りまくって。
「やっぱヤなヤツ!」
あたしは毒づきながら、
席に戻って携帯をバッグに
押し込んだ。
なんかもう、メールって
気分じゃなくなったし。
プリプリしてるあたしに、
周りからやや遠慮がちな
声がかかる。
「ねぇ、望月さん――」
「なに?」
「さっき、桐生クンのこと
爽介って呼んでなかった……?」
「……………!」
マズった。
ホントのホントに、マズった。
それからあたしは、
みんなに変なゴカイを
与えないように弁解する
ので、超タイヘンだった。
初日のちょっとしたトラ
ブルであんまり印象よく
なかったんで、つい呼び
捨てにしたって感じで説明して。
賛同の声をあげる様子を、
ジッと観察するみたいな
目で見て。
しばらくすると爽介は、
「わかった、サンキュー」
と言い捨てて、急ぎ足で
休憩室を飛び出して行った。
後には、ワケわかんない
ままのあたし達が残る……。
ナニあれ。
人の携帯、勝手に触りまくって。
「やっぱヤなヤツ!」
あたしは毒づきながら、
席に戻って携帯をバッグに
押し込んだ。
なんかもう、メールって
気分じゃなくなったし。
プリプリしてるあたしに、
周りからやや遠慮がちな
声がかかる。
「ねぇ、望月さん――」
「なに?」
「さっき、桐生クンのこと
爽介って呼んでなかった……?」
「……………!」
マズった。
ホントのホントに、マズった。
それからあたしは、
みんなに変なゴカイを
与えないように弁解する
ので、超タイヘンだった。
初日のちょっとしたトラ
ブルであんまり印象よく
なかったんで、つい呼び
捨てにしたって感じで説明して。