《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
「てかお前、これ見てなんで
自分が呼ばれたかわかんねー?」


? ……わかんないわよ。


こんなきらびやかなケーキと
あたし、何がどう関係あんの?


あたしの顔つきで、爽介は
理解したみたい。


「こないだ、話してただろ。
休憩室で」


――休憩室?


「なんのこ……」


言いかけて、途中で
あたしは止まった。


そう、思い出した。


何日か前、休憩室で爽介と
一緒になったときのこと――。


「もしかして、これ、
あたしの携帯から!!?」


あのときの爽介、携帯マジ
マジ見ちゃってちょっと
ヤバいんじゃない、とか
思ってたけど。


ひょっとして、あのときに
コレひらめいてたの!?


「そーだよ」


よーやくわかったか、って
感じで、爽介は頷く。


「お前の携帯、たしかに
キレーだったし。

それに、最近は流行ってる
って他のヤツも言ってただろ。

それで、イケんじゃないか
って思った」
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