《完》極上☆SWEETS!! 〜愛しのショコラ・プリンス〜
☆☆☆☆☆
着替えを済ませて、裏口
から外に出ると。
薄暗くなりかけた店の
駐車場のとこに、人影があった。
帰るには駐車場を横切って
表の道に出ることになるんで、
『ダレだろ?』くらいに
思いながら前を通り
過ぎようとしたら――。
「爽介……!」
近づいてようやくそれが
誰だかわかって、あたしは
ビックリして立ち止まった。
「おせーよ。
オレより先に帰ってったのに、
着替えに何分かかってんだ」
「―――は?
お、大きなお世話でしょ!
だいたい、男と女のコの
着替えを一緒にしないで
欲し――」
イヤイヤ、冷静になれあたし!
問題はそんなことじゃない
でしょ。
なんで爽介が、ここで
あたしにそんなこと言って
くるわけ?
今のじゃまるで、あたしを
待ってたみたいじゃない。
「ナニ?
誰か待ってんの?」
『爽介があたしを待ってる
わけない』→『誰か他の
人を待ってる』。
あたしの思考回路はごく
自然とそう結論を出したんで、
そのまま尋ねてみた。
着替えを済ませて、裏口
から外に出ると。
薄暗くなりかけた店の
駐車場のとこに、人影があった。
帰るには駐車場を横切って
表の道に出ることになるんで、
『ダレだろ?』くらいに
思いながら前を通り
過ぎようとしたら――。
「爽介……!」
近づいてようやくそれが
誰だかわかって、あたしは
ビックリして立ち止まった。
「おせーよ。
オレより先に帰ってったのに、
着替えに何分かかってんだ」
「―――は?
お、大きなお世話でしょ!
だいたい、男と女のコの
着替えを一緒にしないで
欲し――」
イヤイヤ、冷静になれあたし!
問題はそんなことじゃない
でしょ。
なんで爽介が、ここで
あたしにそんなこと言って
くるわけ?
今のじゃまるで、あたしを
待ってたみたいじゃない。
「ナニ?
誰か待ってんの?」
『爽介があたしを待ってる
わけない』→『誰か他の
人を待ってる』。
あたしの思考回路はごく
自然とそう結論を出したんで、
そのまま尋ねてみた。