抹茶ラテとカフェラテ
案の定、由美は驚いた顔をしていた。
そんな顔も相変わらず可愛い。
抱きしめたくなる程に小さく、可愛く
とにかく可愛い。
「……なんで祥吾がいるの?」
そう言って鞄から手帳を取り出して確認している。
「今日何処か行くの?」
胸の鼓動を抑えつつ聞く。
本当は知ってる、駅前だろ?
「駅前にお買い物に……」
うん、昨日聞いた。
「偶然、俺も。」
嘘、必然。
俺は相変わらずの確信犯である。