抹茶ラテとカフェラテ



案の定、由美は驚いた顔をしていた。

そんな顔も相変わらず可愛い。


抱きしめたくなる程に小さく、可愛く


とにかく可愛い。



「……なんで祥吾がいるの?」


そう言って鞄から手帳を取り出して確認している。


「今日何処か行くの?」


胸の鼓動を抑えつつ聞く。

本当は知ってる、駅前だろ?



「駅前にお買い物に……」


うん、昨日聞いた。


「偶然、俺も。」


嘘、必然。




俺は相変わらずの確信犯である。


< 14 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop