抹茶ラテとカフェラテ
「……由美買いすぎじゃね?」
はぁ、と祥吾が溜め息を吐く。
「なんで祥吾に言われなきゃいけないのよ」
「……俺が持ってやってるからに決まってんだろ」
持ってやるなんて言ったのはそっちじゃないか。
「由美は昔から遠慮と言うものを知らない。」
はぁ、と祥吾が溜め息を吐いた。
祥吾にそっくりそのままその言葉を返したい。
「溜め息すると幸せが逃げるよ」
「誰が俺の幸せを逃がしていると思っているんだ。」
いや、私の今までの不幸は誰が作っていると思っているのですか。