抹茶ラテとカフェラテ



「俺ホットドッグとアイスカフェラテ。由美は?」


「んー抹茶ラテとホットドッグ」



「860円になります」


私は財布を出そうとかばんを漁った。


「じゃ、これで」


祥吾がぺろっとトレーにお金を置いた。


「え、いいのに」


まだお金はあるのに。


「幼なじみだろ」


そう言って口角を上げて優しく微笑む。



幼なじみとしか思っていない祥吾に胸が痛くなる。


私の思っている好きと

祥吾の思っている好きは


きっと、いや絶対 違う。














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