彼氏はアイドル!?
「なんて嘘…」

英太は立ち上がって、もう一つのベッドの方に、腰掛けた。

その瞬間、電話が鳴った。

「もしもし。あ…浩さん。」

璃音は深刻な雰囲気の浩に言われるがまま、
英太に電話をつないだ。


英太は顔をしかめ、しばらく話した後、
璃音に受話器をわたした。

代わると相手はいつの間にか有紀生になっていた。

有紀生の声は
いつも以上にハスキーで…璃音は緊張した。

そして
有紀生ははっきりと、俊に彼女なんかいない。

咲は俊の犬だと言った…


そんな…

英太を見ると、英太は全てを聞いたのか璃音を見ようとしなかった…。


俊…

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