彼氏はアイドル!?
「コンビニで買い物してきてもらったんだ。」

「俺の歯ブラシ買ってきてくれたんすね。助かる〜」
有紀生は袋の中から歯ブラシを取り出す。

「だけどなんで会ったの〜?」

「璃音さんはこのマンションに住んでるんですよ。」
(え!?なんで知ってるの?)

「えーお前なんで知ってるんだよ!」


「同じマンションに誰が住んでるかくらい把握してますよ。普通。」


昌はすでに鍋を食べ始めていた。

「ったく。俺達より先に…はい。たくさん食べてね。」

英太は
よそって渡してくれる。


「ありがとうございます…///」

細かい気遣いにドキドキする。

「わ!おいし〜!」

絶妙な味付けに
思わず声をあげた。


「英太が作ったんだよ〜美味しいでしょ?」


「璃音ちゃんも飲む?」

有紀生が後ろから冷えた缶ビールを
璃音の頬にあて、いたずらな笑みをみせる。

(ひっ…///)

さりげなく
そう呼ばれ、思わずドキっとする。


「もうちゃんづけですか。さすが有紀生兄ぃ…」


最年少の昌が
ため息をついた。


「きゃはははは!僕も璃音ちゃんって呼ぶ〜☆」


(はあ…こんな逆ハーレムみたいな…なんかクラクラしてきた。あれ…)

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