彼氏はアイドル!?

近付く嵐

菜月さんが病院から帰ってきた。

「大丈夫でしたか?」

「ええ…痛むわりにはただの捻挫だったみたい。」

「折れて無くてよかったです。」

小さくうなづくと少しためらった後、口を開いた。

「ねえ…璃音ちゃん。しばらく泊めてもらえない?」
「え?」

「思ったより足が痛くて、通勤が大変そうなのよ…。痛みがひくまででいいから…」

マンションから会社なら徒歩五分でいける。

部屋もあまってるし、困ってる菜月さんのために快く了承した。


< 150 / 214 >

この作品をシェア

pagetop