彼氏はアイドル!?
「電話中…?」

菜月がベランダに出て来る。

「…あれ?あれ俊君よね?」

「あ…はい。」

「本当に住んでたんだぁ。ちょっと挨拶してこようかな。私、今マンションに住んでるわけだしね。」

菜月は
お風呂あがりのいい匂いの身体に
さらっと白いシャツをはおって女から見ても色っぽかった。

「あっ…」

行かないで…なんて
言えなかった。

璃音はただその背中を見送った。

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