彼氏はアイドル!?
「あ…英太くん…」

英太は菜月に廊下でばったり会った。

「菜月さんじゃん。あっ…璃音の家にいるんだって?」

「ええ…かなり痛くて…甘えさせてもらってるの。」
菜月はペロっと舌を出した。

「璃音ちゃん…いい子よね。可愛いし、優しいし…
すごく感謝してるの…」

「あはは。あいつはほんとに素直でいい子ですよ。」

「英太くん…もしかして…璃音ちゃんのこと?」

「…いや?菜月さんも素敵ですっよ〜」

「ほんと?うれし…」

「あ…いかなきゃ。じゃあ…」

英太がいくの見届けると、菜月は爪をくわえた…。


ギリギリ…

「ふん。また…?本当、邪魔な女…」

菜月は近くにあったごみ箱を蹴り飛ばした。
< 164 / 214 >

この作品をシェア

pagetop