彼氏はアイドル!?
「起きないな〜」
俊は相変わらず
すやすや眠っていた…
「可愛い〜…」
赤ちゃんみたいに
ぎゅっと握り締められた指をつんつんしてみる。
「柔らか〜い…。」
むにゃむにゃ言いながら、璃音の指をつかんだ。
「あ…つかまっちゃった。」
俊の指はあったかくて、
なんだか気持ち良かった…
ああ〜久し振り…
こんな穏やかな時間…
俊…
天使みたい。
「それは僕のですよーーむにゃむにゃ…。」
「ぷ…何?かわい…」
しばらく
俊を見つめる璃音。
「俊って呼んでいいって…言ってたな〜…」
「俊…」
(あ…あたしバカ…///)
英太が好きなのかもって
思ってたけど…
みんな素敵だから…
まあ付き合えるわけじゃないんだし…
みんなにドキドキしちゃうのは仕方ないよね…
こんなにかっこいいだもん。。。
指から伝わる俊の体温を
感じながら
璃音はため息をついた。