彼氏はアイドル!?
「もう帰っちゃうの?」

トイレから出ると璃音が
玄関で靴を履いている。

「…はい。」

いつもなら
振り返って笑いかけてくれるのに、
璃音は俊に顔をむけずにドアをあけた。

「また明日…。」

言いながら、部屋をでていく、璃音の声が震えていた気がした。


(璃音ちゃん?)

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