彼氏はアイドル!?
扉がしまる瞬間、
俊はエレベーターに飛び乗った。

「俊さん…!」


驚いて目を開く
璃音からは涙がこぼれていた。


「なんで、泣いてるの?…」

「…気にしないで下さい…」

「そんなの…だめだよ…」

「…ごめっ…なさい…」

璃音の
瞳が大粒の涙がこぼれる。
両手で顔を覆い、
肩を震わせる。

「大丈夫…ですから…っ…」

「ばか…ほっとけないよ…」


俊は
璃音の小さな体を引き寄せ、ギュッと抱きしめた…。
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