彼氏はアイドル!?
店に戻ろうと
入口にむかっていると
中から、璃音が飛び出してくる。

顔は今にも泣き出しそうだった。


腕をつかむと
璃音が驚いた顔で有紀生を見る。

「わたし……。」

顔をしかめると
そのまま
璃音は座り込んだ。


そして
肩を震わせて、涙を流した。

「璃音…」


俺は何もできず、ただ立ち尽くした…
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