彼氏はアイドル!?
「俊さん!?」

インターホンをならすと、普通に俊が出て来る。

「俊さん!大丈夫??

「え?」

「昌さんから怪我したって…」

「え?してないよ〜…なんだよ。あいつ…」

俊は不思議そうな顔をする。


「いないの?」

「ああ…みんな出かけたよ。」

「そうなんだ…。」

(なんだ…よかった。でも何だったのよ。昌さん…)


璃音は急に我に返って、昨日のキスの事を思い出した…。


俊の唇に
目がいってしまう。


(帰ろう…)

「じゃ…じゃあね。」

「え…かえるの?」

「う…うん…」

「ゲームやろ!僕、暇なんだ〜」

俊は無邪気に璃音の腕をつかむと
部屋の中に連れ込んだ。

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