彼氏はアイドル!?

告白

公園のブランコに座って、かるくこいだ…


「…風のように…今すぐに…」


璃音は口ずさんだ。


英太が作った歌…
いい歌…


ふと英太の笑顔がうかんだ。

私、
あんなに英太が気になってったのに…


今は何より、
昨日のキスを俊に忘れられていたことが悲しかった…

「君の側に〜♪」

紛らわすために続きをうたった。


『今すぐに飛んでゆきたい…♪』


その声に重なるように透き通る声が聞こえた。


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