噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「そーいやタツが言ってたんだよな。オレらのフザけたマンガが出てるって」

「ふざけてないよー。面白いよ?clashの魅力がコレにいっぱい詰まってるんだよー」

本を取り返そうとするも、晴弥はマンガを返してくれない。

「魅力ってぇ。本物がここにいんのに、そーいうコト言う?」

きゃ。

ズキュンとやられました。

晴弥の色目に。

マンガを膝に置き、私との間にある肘掛に手を置き身を乗り出してくる。

顔が近づき、ドッキドキ!

「いりませーん。そのマンガ、捨てて帰るっ!」

「ハハ、そーしろ」

晴弥は、そっと私の鼻を指で拭う。

ドッキーン

でも、何で鼻っ!?


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