噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
あんなモンで満足するなとか

どーいうコトよぉ!

だったら、どんなモンまでいけばいーのよぉ~っ。

キス以上とか、無理だからっ!!

ってか、さっきのだってほっぺにチューだもん。

あ、違う。

えへ。

真正面からだった。正確には、斜めから?

晴弥がね、顔を傾けてきて……。

きゃっ。

ひゃはは、ニヤけるっ!

バシ!

「痛ぁっ!」

「オラ、後ろ乗れって」

いつの間にか私の荷物をタクシーに載せてくれていた晴弥が、私の後ろに立っていた。

……ハイ。甘い雰囲気なんて、ありえないから。

えーん、晴弥、相変わらず怖いよぉ。

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