噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「まだ両替してねぇ……ってか、通訳してくれよぉ~!」

「知るかっ」

晴弥はニヤニヤしながら扉を勢い良く閉める。

そして運転手さんに行き先を告げた…

と、思う。

だって、こっちの言葉、私にはサッパリわかんない。

異国なんだよねぇ~。ここ。

お母さんいるし翼も晴弥もいるから、日本にいるような錯覚を起こす。

車走り出し、晴弥がチラリと私を見る。

…うわっ!

何でしょぉ……。

ドギマギしながら隣の晴弥を見つめる。

「……結局、飛行機で寝てねーだろ?今、寝れば?うちまでまだかかるし…」

やん。

そんな素敵な瞳で見られたら、寝れませーんっ。

しかもっ!


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