噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「あの分じゃ、ブータンの母さんも……外でわざわざ食べねーだろな」

「うっ。いーもん、ひとりで行くしっ」

「意地張んなって」

「だってぇ……」





晴弥は、フッと笑顔になって

私の頭をなでなでする。





「サリンはただのイトコ。……ブータンは、違うだろ?」

「……ホントに?」

「あぁ。だから、そんな怒んなよ?あっちの方が年上だけど、中身はコドモだから」

「わかったぁ。じゃあ、ムキにならない」

「そーそ、それでいい」






晴弥は、私をなだめるように……

軽くギュッと抱きしめてくれた。







サリンちゃんのイジワルのおかげで

……ラッキー!!!














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