噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
ホクホク笑顔で、リビングへ。

リビングのテーブルには、サリンちゃんが作ってくれていた、パイが置いてあった。

うわぁ……

おいしそうっ!




食べたいかも。




でも、敵の食べ物食べちゃダメだよね?




そしたら、サリンちゃんがパイを持ってやってきた。

「お口に合わないかも知れないけど、どうぞ?」

難しい日本語知ってるじゃんかあっ。

それで何で私の、『よろしくね』がわかんないかなぁ。





でも……。

「いただきます!」

パイに手を伸ばし、サリンちゃんに笑いかけると、

妖艶の微笑みを返された。

うわっ…

大人の笑みだぁ。




< 149 / 335 >

この作品をシェア

pagetop