噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
え?

ドクンっと、心臓が鳴った。

大きく大きく、どんどんドキドキしてくる。

やだ~、ハズかしすぎる。





「ブータン疲れてるだろーし、今日はここでゆっくり寝ろよ」

「うん!」

あ、そーいうコトね?




ドキドキしたけど、素直にうなずいた。

バイバ~イ、お母さん!

いた方が、ムリに変なことされそーで怖いから。

逆に家にいてくれない方が、イイかもしんない。

「小春、邪魔者退散!あとはサリンちゃん、どーにかしなさいよ。じゃねっ」

お母さんはそう言うと、私になにかを押し付け、この家を出て行った。





手のひらに入れられたモノをじっと見つめる。

え。

ナニ?コレ……。






< 177 / 335 >

この作品をシェア

pagetop