噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「……泣かないで、小春。じゃぁ、なんか私たち……、同じだね。

ないものねだり……」

サリンちゃんが、そっと私を抱きしめてくれる。

……細いっ!

抱きしめてくれた、彼女の腕があまりにも細くって……驚いた。

こんなにスタイルが良くて、キレイなのに……1番欲しいモノは手に入らないんだね。






「サリンちゃんがうらやましい。私の知らない晴弥を、たくさん知ってる」

サリンちゃんを見上げると、私の顔を、真顔でじーっと見ていた。

え。

……何?

「やーんっ、小春……かわいい」






へっ?

「すごーい。近くで見たら、すっごくかわいいね!」

え。それ、どーいうコトぉ?


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