噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「……ちょっとムラッときた」

「えぇっ!」

部屋の端まで走って逃げる私を見て、

晴弥は、お腹抱えて大爆笑。






「あー、面白すぎ……。ウソだっつの。なるかよー。ビビってんなよ」

ニヤリと笑って、私に服を投げつける。

晴弥のシャツをキャッチし、それで自分の顔を隠した。

「もーっ! バカ晴弥!」

「さっさと着替えろよ。くやしかったらその気にさせろって」

バカにしたように笑いながら、晴弥は部屋を出ていった。





もう。

ドキドキしたんだからーっ。


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