噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「どうして、なにも言わなかったの?」


「言ったら、心配すんだろ?」


「知りたかったよぉ。そのとき、返信したかった!

ホントは、バイブにしてて……メールが来たら、飛びおきてたもん」


「……そっか。音消しとけ、つったじゃん」


「音は、消してたもん」


「ヘリクツ」


そう言って、晴弥は私のおでこをたたくかと思ったら……、


なでなでしてくれた。


「ふふっ」


「……あ~あ。もう、これもできねーかぁ」


ズキッ。




< 230 / 335 >

この作品をシェア

pagetop