噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
だって……


だって、ね。






今、こっちに向かって歩いて来てるのは……


私の見間違いじゃないとしたら










……晴弥だよぉ?













驚いた……。


だって、いるなんて全く気づかなかった。


帽子かぶってサングラスをかけていた晴弥は、


机に手を叩きつけた途端……


それを取ったんだ。











「晴弥っ!?」


私の問いかけには答えず、私たちの近くに来ると


晴弥は審査員席をクルリと振りかえった。



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