噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「……甘い考えなんかで、こんなコト言えませんから。

それで解雇なら、仕方ないと思っています」


うわぁっ。


自分から言っちゃったよぉ?


私はどうするコトもできなくて、その場で、ただオロオロするばかりだった。


そしたら……


社長は。


「なら、仕方ないな。

晴弥には、この事務所を辞めてもらう」


「えぇーっ!?」


「大事な話してんのに……うるせぇ」


私の大声に、晴弥は頭を上げ、私のおでこをグリグリした。


ご……ごめんなさ~い。



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