噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
途中で晴弥だけには会わないよーにしなくちゃ。

会ったら…

きっと軽蔑の目で見られるから。




何でサングラスなんか持ってんだぁ?って、

グーで…しかも骨の所で、おでこグリグリされるに決まってるよ。









とっさにおでこをナデナデしつつ、晴弥が日本を発つ…前夜の出来事を思い出した。






おでこ、カワイイって

なでられたっけ。



くふふ。

後で晴弥のおでこもナデナデしてあげよ。きっと、びっくりするよね。

で、晴弥もかわい~って

言ってあげるんだ!

晴弥はいつもみんなにカッコいいって言われてるからね。私だけがカワイイって言うの。

へへー

楽しみぃ。









エレベーターを下りながらニヤニヤしていると、途中の階で突然扉が開いた。








「…れ?」

ぎゃっ!







今…一番会いたくない人と

鉢合わせ。






いや、二番目かな。








「うそー、マジッ!何で何で?」

「ぎゃー、寄らないでぇ」

エレベーターに乗って来たのは、しばらく会ってなかったタツだった。






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