噂の彼の甘い罠2アイドルと秘密の恋愛
「オレがブータンに何かすんのはいーケド、お前がオレにしてくるのは禁止!

場所をわきまえろって何回言ったらわかんだよ」

「はぁい…」

さっきのスプーンは良くって、腕組みはダメなんだ?

基準がイマイチわかんないぞー。







「ホラまた膨れるー。…ガキだよなぁ」

「いーもん、晴弥より若いもーん。ハタチ越…ふがっ!」

開いた口に、グーを軽く突っ込まれる。

フガフガ!

「それ禁句だろー?」

晴弥、私の顔を覗き込んでニヤニヤ。

そーでしたっ。

年齢詐称の嘘つきアイドルでしたぁ!

これは事務所内でも、禁句なんだ?






私たちがそんなやりとりをしていると、そばを通りかかったスタッフさんがクスッと笑う。

「あ!その子?さっき言ってた姪っこさんって。可愛いわねー。パフェ美味しそうに食べてたよね!」

え。

姪っこ!?







ショックを受ける私の横で、晴弥はその女性と楽しそうに話していた。

うわ。

だからあんなに堂々と、食堂でパフェ食べさせてくれたんだぁ。

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